時間が空いてしまいましたが、娘の海軍士官高等学校入学時の話の続き。楽しみにしてくださる方もいらっしゃって、ちょっと独特の世界の仲間入りの様子を
モロジーニ海軍士官高等学校はベネチア本島の一部サンタヘレナ島にあり、サンマルコ広場を超えた北東に位置する。ベネチア本島に学校なんてあるのか?と観光した方は思うだろう。それは私も同じだった。

ベネチアサンタルチア駅からバポレット(水上バス)に乗って40−60分。9時半に来いということは8時には駅に着いていたい。ご存知の通り、ベネチアでの車の乗り入れは1箇所。トロンケットにある大駐車場に駐車して水上バスという手もあったが、下手に通勤時間に巻き込まれる可能性と駐車料金がかなり高い。それならば、列車だが、昼間であればモデナからボローニャ中央駅経由が簡便だけれど、早朝すぎるため、あまり接続が悪い。どこかの鉄道駅まで車で行って、電車でベネチア本島にはいる方がいいだろう。と色々調べたら、フェラーラが良さそう。鈍行列車が急行と対して変わらない時間でベネチアまで直行。何より、急行と比べ走る距離が短いので、遅延等が少なめ。もし、万が一事故やストで動かないことがあっても、車を使えば同じくらいの時間で着けるだろうというセイフティーネットを張ることもできると踏んだ。

2024年9月23日月曜日、一昨日買ったばかりの濃紺のパンツスーツに、シャツという出たちの娘と前回のブログで書いた書類、学用品に着替え、大きさ指定の紺色のトランクの他、家族全員で手分けして大荷物を抱え早朝家を出た。フェラーラに向かう車の中で最終荷物確認中、
「あゝあゝ白い運動靴忘れた。」
「あんたねええ見つけるのにあんな苦労したのに、そして昨日いったい何のために荷物確認したの?横にあるの入れろって言ったでしょ!」
娘が家を離れる感傷に浸るどころか、
「海軍でばっちり鍛えてもらってこおおおい」と夫と2人叫んだのは言うまでもなし。
さすが観光のベネチアネットで調べたら、駅前のナイキショップが8時から営業するのを発見。「Buongiorno白い靴探してるの。あるかしら?」と開店間際のお兄さんに詰め寄り、5分で買い物終了。時間は1時間半弱あるし、リアルト橋を渡る観光の王道1番の水上バスで行こう。

と乗ったはいいけどこれがラッシュアワーで大混雑どの停留所(船着場)でも乗り降りが多くて思った以上に時間がかかり、大外回りにすれば良かった。と思っても後の祭り。結局遅刻しますと言う連絡を学校に入れ、停留所からヒールの靴でほぼ小走り大汗かいて到着。

もう1人サルデーニャ島からの男の子がお母さんと、明らかにお父さんは軍人さん(後から聞いたら空軍にお勤めだった)と言う家族が1組。こちらも補欠合格で、辞退者が出たから呼ばれたそう。海軍の下士官が詰めている受付で身分証明書を提示して荷物を預け、子供は着替えに、親は学校事務局職員こちらも皆さん海軍の軍人さん。

必要書類のチェックや、その他保健室の軍医に健康状態や、風邪を引いた場合の薬の種類の使用の質問を受け、財務の一等准尉に授業料払込の確認や、子供の口座番号を提出。海軍士官高校は何と1日に5ユーロくらいだけれど、給料が出て、年金積立もはじまるそうだ。さすが、国の機関直轄の学校だと感心。どんどん手続きが進み、通学証明が発行され、直ぐにリド島の水上バス事務局で手続きをして、12時に戻ってくるようにと家族は一旦外へ出された。この間、娘は持ち物検査で通った私物全てに学籍番号がくっつけられ、制服を仕立てるための採寸確認や、部屋へ案内され、持ち物の整理。持ち物で規定されていたジーパンと白いtシャツに着替え、理系Aクラスの教室に案内されていたようだ。
ベネチア水上バスは、90分有効9ユーロと高額。住民票や通学証明があればプリペイド式のベネチアカードが無料で作れて、1、80ユーロになる。隣のリド島の大きな船着場行って手続き。もし、年に何回もベネチアに行かなければならない人は100ユーロ払ってベネチアカードを作ることも可能らしい。
12時に学校に戻ると今度は学校副司令官(普通の学校なら教頭先生)と、学年司令官(学年主任という感じかな)と面談一体どんなことを言われるのだろう?
バルサミコ酢の醸造室見学は8月中はお休みさせていただきます。秋の見学のお客様はこちらからお問い合わせください。


