日本人として初めてイタリアモデナの地で、伝統的な製法のバルサミコ酢の醸造に携わり、バルサミコ酢鑑定士となることができたのは、バルサミコ酢に魅せられてしまった…というしか説明がつきません。
初めて伝統的なバルサミコ酢にであったのは将来の夫となる人の家ででした。結婚を機にバルサミコ酢醸造に携わることになり、早13年。250年以上昔から存在する家宝の樽を守りつつ、樽を新たに増やして夫と私たちのバルサミコ酢を作り始めました。5ヘクタールある葡萄畑のぶどうの製法からこだわり、伝統的な製法を重んじたバルサミコ酢造りへの情熱は冷めるどころか高まるばかりです。
伝統的バルサミコ酢は時間と手間がかかる、大変希少なものです。イタリア国内でも本物のバルサミコ酢を口にしたことがある方はほとんどないと言っても過言ではありません。そんな奇跡のお酢の存在を是非日本の皆さんに知っていただきたい。そんな思いでこのMiaModenaのサイトを立ち上げました。
製法だけでなくバルサミコ酢が作られる気候、風土、伝統、歴史など様々な事を知っていただいて、“Mia私のModenaモデナ”と愛着を感じていただけたら、これ以上の幸せはありません。
一度モデナにバルサミコ酢を味わいにいらっしゃいませんか?
2020年10月 堂内あかね