5月、我が家の家庭菜園は、アスパラガスが毎日のように採れます。
とれたてのアスパラガスの甘味はなんともなんとも美味!山ほど食べたくて植えたのが4~5年前。やっと念願かなって山のように食べられるくらい育つようになりました!

もちろんイタリアでは今の時期、わざわざ育てなくても、市場やスーパーマーケットでもものすごい本数が束ねられて、売られています。

そんな旬のアスパラガスをふんだんに使って、リゾットに。イタリア人は全てをかなり柔らかくなるまで、火を通して使うのだけれど、私はちょっと歯応えが残った方が好きなので、穂先だけを別にとっておいて、最後に加えて、歯応えの差を出しました。お米はイタリアで栽培された、大きめのサイズのカルナローリという品種を使いました。煮崩れしないのが特徴。洗米せず、そのまま使っていくのがイタリア流。日本の白米の炊き方とは異なり、鍋の蓋を閉めずに、熱いスープストックを入れながら混ぜながら作っていきます。もちろん、日本のお米でもできますので、試してみてください。
スープストックは野菜のスープストックでも良いけれど、牛肉の赤身、骨、雌鶏でとった濃厚な肉のスープストックを使うと、もうこれ一品で何も要らないくらい滋養味に富んだ味に。もちろんパルミジャーノレッジャーノ チーズは欠かせない。できたら24ヶ月以上の熟成をお勧めします。
なぜなら、熟成が進めば進むほど、タンパク質が分解されて、アミノ酸が増えるので、旨みがます。私はアミノ酸ドーピングと呼んでおります。

バルサミコ酢の風味と相まって最高の状態のアスパラガスのリゾットになりました。
皆さんも最高の状態で、旬を味わってみてはいかがでしょうか?
材料 4人分
アスパラガス 10本
玉ねぎ 半個
米 320g
EXオリーブオイル 大さじ1
白ワイン 100ml
スープストック 1~1、5L
塩 適宜
バター 大さじ2
パルミジャーノレッジャーノ 50g
バルサミコ酢 適宜



こんなの日本じゃ作れないじゃない!と思った方、是非5月にイタリアまで遊びにいらしてくださいね。
醸造室の見学は随時受け付けております。