ご縁があって、ここ数年「イタリア好き」と言う年に4回発行される雑誌のイタリア現地コーディネーターとして、取材班が私の住むエミリア・ロマーニャ州の取材時に取材先の選定や、アポ取り、インタビュー時の通訳などコーディネートのほか、Web通信に記事を書いたり、マンマのレシピを取材して、記事にする。と言うお仕事をさせていただいている。
5月上旬、イタリア好き編集長 松本さんからWeb通信に載せたガスパリ製粉場の話が聞きたいのだけれど。と前置きがあり、パスタの特集を組むのだけれど、製粉所に取引先のパスタ工房や、レストランを取材をして記事を書いて欲しいとの事。
通常は松本さん自らと、ライター、カメラマンとコーディネーターと言う組み合わせで取材となるわけだが,コロナ禍ではご存知の様に、日本からの渡伊は難しい。
Web上ではともかく、本誌の紙ベースの媒体を作るには本格的なカメラマンが必要で、私のやりやすい、知り合いの良いカメラマンがいたら、と
すぐに頭に浮かんだ方がいた。
友人の作家である奥村千穂さんが
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と言う素敵な文章と写真を満載した本を、カメラマン向井真理子さんと共著で発表されて、文章と共に人にフォーカスした写真の感じが、イタリア好きの雰囲気に通じるものがあるな。と思いながら眺めていたのである。
松本さんに写真を見ていただいて、直接お話していただき最終的な承諾を得て、10軒以上の取材候補から編集部で会議をしていただき、そのうちの3軒を向井さんと取材して、記事を書くことになった。
通常の取材では1日に3〜4軒の取材をする。今回も例外ではなく朝から夕方まで。撮って欲しい写真を逃すわけにはいかない。

通常は編集長が質問をされて、話していくうちにそれはどうなってるのかな?なんて突っ込んだ質問が取材中に出てきて、この写真も撮っておいてと指示が出るのだが、今回は私とカメラマンだけである。
そのため、プレ取材をして、原稿案を挙げて、流れとプラスすべき事などをアドバイス頂き、カメラマンと事前に共有する。
松本さんの最終アドバイスは取材を楽しんでください。だった。
そんなイタリア好きのモットーはこちら
人が好き
旅が好き
出会いが好き
食べることが好き
愛することが好き
楽しいことが好き
そして、なによりイタリアが好き。
そんなイタリア好きに送る
フリーマガジン『イタリア好き』
毎号、ひとつの州や、地域の食を通じて、
そこに住む人の日常に迫ります。
見えてくるものは、
人生を豊かに生きる姿かもしれない。
さていよいよ取材当日。びっくりするような大雨!
まずは向井さんを取材先最寄駅に車でお迎えに
今日の工程は
レストラン タベルナデルクオーレでお料理とレストランの雰囲気を撮影
パスタ工房 チーブス
そしてもう一度仕込みの真っ最中のタベルナデルクオーレ
とタイムスケジュールもきっちり組んで、いざ!
取材途中、松本さんから取材よろしくお願いします!とメッセージが入る。気配りの編集長なのである。
取材はどうだったか?
カメラマン向井さんと共に本当に楽しんで取材させていただきました。
3箇所どこも愛情を持って仕事をしており、
コロナ禍で大変なのだけど、前向きで素晴らしい。
家族が一丸となって頑張っているそんな現場の臨場感、仕事への愛情、前向きなエネルギーが伝われば良いな。と思って書きました。
もちろん記事が上がるまで、編集長と数えきれないほどのやりとりがあった事はみなさんご想像の通りです。
字数に限りがある紙面に書ききれなかった部分は写真のキャプションで。
そんなところを読んでいただけたら嬉しいです。

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最後になりましたが、取材に協力してくださったみなさん、
記事を書く機会をくださった、松本編集長に感謝です。