ブログ更新しないまま、あっという間に季節が冬に突入しそうなモデナ。朝晩の霧が深いのもこの晩秋の特徴。週末に夫婦で出かけた従兄弟の50歳の誕生日会場から、霧があんまり深くて、畑の中の道をナビの地図で必死に帰宅。この時期エミリアロマーニャを車でご旅行の方はお気をつけください。

さて、娘の海軍士官高等学校受験の話の続き適合試験のテストの模様を。まず7時に入って行ったのは心理テスト。対策の問題集は買ったのだけれど、深層心理が出る様なものだからもう対策というより、本心を答えるしかない。それで通らなければ、向いていないということなのだからと夫の弁。確かにそうである。

とはいえ1番大切なのは志望動機なんじゃないだろうか?娘と一緒に士官高等学校を色々調べていた時点で、特異な経験、挑戦、自立、友好関係を作ることができるという事に加え、かっこいい制服も魅力に感じた様だった。かと言って。現段階では将来軍人になるつもりはないという娘、まさか面接で海軍の名を冠する学校で、軍隊に興味はないですとは言えないわけだから、そこに引っかからない嘘のない志望動機を考えなくてはならない。親も総出で捻り出したのが、社会の役に立つ人間になりたいので、この学校を選んだというのはどうだろう。心配するなこれなら完璧な志望動機で、万能だからこれで行こうということになった。

男女で異なる制帽。制服の上に羽織るマントもかっこいい
まずは心理試験480問。Yes、Noの2択で構成され90分の時間内で全てこなさなければならない。出題の中に同様の意味合いなものが含まれ、受験者の心理状態を分析する試験らしい。兵役が義務だった頃をテストをやった人からこの質問あった?といっつも聞かれたのが、あなたは花が好きですか?あなたは花屋になりたいですか?どちらもYesもしくはNoと答えないといけないんだとか、でも花が好きでも花屋にはならなくないか?という話に全員となるので、娘の質問にはなかったらしい。さすが兵役義務があった頃の設問は見直しされてるんじゃないかというのが私の意見だけれど。実際どうなのだろう?
大量の質問をどんどんこなしていると、試験官「30分が経過、ほとんどの受験者がもう設問を半分は終えている。」などとわざと追い立ててきたり、精神的に追い込んできたり、また志望動機や親との関係、自分の長所短所を延々と書き出させられたり、それをベースに心理療法士との面談が45分もあって、「士官学校には、普通の学校にない時間厳守を始めとする秩序や、守らなければいけない規則があるけれど、耐えられそうか?」と聞かれて、
「うちは母親が日本人なので、時間や秩序に大変厳しいので慣れてます。」といったら、面接官がわらっていたそうだ。
中には重箱の隅をつつく様な質問をする面接官や、怒鳴り散らしてくる様な面接官も。

体力的に、士官学校に入学できるわけはないけれど、将来のために経験として試験に挑戦するという子もいて、どうせこの感じでは適正試験はパスしないと思い、軍隊の司令官クラスに楯突くことなんて一生ないだろうから、くだんの怒鳴る面接官の質問に、全て楯突いたという強者もいて、廊下で待っていた受験生は凄まじい怒り顔で出てきた面接官と、ニコニコ笑顔で退出してきた受験者とを目撃。思わず次の日に大物になるよーと声をかけに行たくらい。受験者とその親たちの話題の的となった。
7時から行われた適性検査は健康診断と並行し、一日中ほとんど飲み食いなし。それもおそらく意図したもので精神科医、心理療法師との面談、健康診断、事前に行なった20項目超える血液検査のチェックに加え、現地で視力、聴力、歯、心電図、骨格のチェックなど含む検査などを終え、19時に門が開くと、どの子もほっとした表情で、待っていた親の元へ満面の笑顔で走り寄って行ったのが印象的だった。
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