先週は学校が始まる前にオンライン申請をしてあった子供たちのパスポートを取りにミラノへと出かけた。
子供たちのパスポート18歳未満は5年が有効期限なので、うっかりすると期限が切れてしまいそうなる。有効期限内の申請は現存のパスポートと身分証明書さえあればいいが、期限が切れると、戸籍謄本を日本から取り寄せなくてはならなくなり、まあ大変なことになる。
ちょっと前からオンラインで申請ができますよ。というお知らせがミラノ領事館から届いていたのを思い出して、パスポートオンライン申請なるものをやってみた。わざわざ領事館に出向かず、受取だけ行けばいいなんて最高ではないか。
ここから少し、実際手続きの説明になるので、必要のない方は飛ばしてください。
1,現存の在留届を利用者IDを取得するために、オンライン在留届にしないとオンラインでパスポート申請ができないらしい。
在留届とは 海外での住所や電話番号、緊急時の連絡先、本籍地、パスポート情報などを 住まいの地域を管轄する 日本国大使館/総領事館(在外公館)に届け出ること。
2, パスポート申請海外在留邦人用アプリをダウンロ-ド
3、書式にのっとってパスポートや必要書類、顔写真、IDカードCarta d’identita などをアップロード
4、受付完了通知がメールで来たら、アプリに入ってきたQRコード受け取り期限内に受け取り
というのが大まかな流れで、簡単だわーと思ったのにいろいろ落とし穴がある。まず、しょっぱなのパスポートがアップロードできない。iPadの画像が大きすぎるのかと、携帯にしたができない。しょうがないからIDカードを登録する方法を選んだ。
次は写真白い壁を使って写真撮影したがエラーになる。後ろの僅かな壁のボコボコが陰影を醸し出したのが問題だったようだが、我が家は何を隠そう1600年代に建築された家。そんなつるつるの壁など存在しない。しょうがないからシーツを張って何とか受理された。
次は名前の表記。ヘボン式ってご存じだろうか。息子はフランチェスコ
イタリア語表記は Francescoだが
ヘボン式ローマ字だと Furanchiesukoと書かなくてはならない。
こんな時代に逆行したようなことと騒いでも仕方ない。決まりなのだから
何とか終わったーと思ったのに不足書類のお知らせが来る。アップロードしたはずのIDカード、もう片親イタリア人の承認書類親のIDカードが必要です。というのだ。パスポート同様何度やってもエラーが起こる。JPG,PDF,データサイズを変え20回も試したころ受理されない。しびれを切らして領事館に電話するが、色々と試すも、係の方もわからないという。もしかしたらサイト不具合ということもあるので、明日にでも試してみてください。と丁寧に言われ、また次の日も、アンドロイド、アップルの携帯、パソコン試しまくって2日後もやはり出来ない。
またまた領事館に電話するとパスポートのアップロードができなかったことも不思議ですよね。他の方はできていらっしゃるんですよ。とのはなしだった。電話を切ってからパスポートのアップロードを試みる。届いたメールから在留届オンラインに入ってといういつもの手順をした瞬間。閃いたのである。このURLをコピペしてインターネットブラウザーから入ったら?予想的中。すんなりとパスポート登録できてしまったのである。
申請受付メールも無事届き、夏休みの最終週ミラノへ
久しぶりの電車。26分遅れたfreccia rossaイタリアの新幹線だけれど、息子は300km/hが最速だ。と大喜び。私としては高速運転列車が駅手前でもないのにもかかわらず、23㎞/hで走っていた区間が15分以上続いたことを言及したい。
領事館の受け取りは、パスポート申請アプリから申請受理QRコードを提示する必要があるので、時短のため前もってスクショしておくのがおすすめ。あっという間に本人確認、受理サインをして受け取り終了。私はクレジットカード払いをお願いしたので、事前にクレジットカードの登録をしておいたので、自動引き落としの連絡がきた。現金決済もできて、料金は日本円なので、その時のユーロ相場になり、円安の今ユーロ支払いの私はすごく得した気分になる金額になった。
友人とランチ。
せっかくだから、子供たちにどこみたい?と聞いたら、
入れてもらえる?と受付のおっちゃんに聞いたら、
まあいわゆる観光の外国人が9割以上を占めるところですからイタリア語がまともに喋れればニコニコされてしまうところでしょう。
時間を早めたのが大正解!
なんと衣装をきっちりつけた白鳥の湖のリハーサルをやってました。
プリマドンナはさることながら、
流石スカラ座でございました。
オペラも素敵だけど、バレーも素敵!
スカラ座に入ったのはこれが3回目なのに博物館実は入ったのは今
一度はオペラを見に
もう一度はスカラ座でチャリティー夕食会。スカラ座の裏手には演者スタッフが使う食堂
博物館に入ったら見せてもらえるんだろうと勝手に思ってましたが
日本人唯一モデナで伝統的なバルサミコ酢醸造をしております。母国語で直接バルサミコ酢の醸造の神秘に触れたいという方、発酵マニア、イタリアモデナの郷土料理を味わいたいという方是非ぜひご連絡ください。見学は必ず数日前の予約が必要ですのでご了承ください。
