イタリアの学校の夏休みの開始は早く、なんと6月8日から学校が休みに入りました。ここ1週間日ごとに暑さが増しているイタリア。庭の草木もの凄く元気。

そんな草木の中に、たわわに実った梅の木があります。結婚するときに3本ほど梅の木を植えたもの。

数年は小さな梅がちょっとだけなる程度だったけれど、いつのまにか大きくなって、ここ数年は10kgを優に超える収穫量。

もちろん我が家の蜜蜂の功績も大きい。梅の咲く頃は、野の花も少ないから、梅の木に群がってくる。今年は5月に連日の雨、大雨被害も出たほどだったけれど、梅の木にはよかったらしく、一本の木には何故か一個も実がつかなかったのだけれど、2本の木から一段と大きな梅の実が20kg。同じ木になったとは思えないくらい大きさもまちまちだけれど、そんな細かいことにはこだわらない。

段ボールに収穫したら私1人では持ち上がらないくらい。夫と息子が運んでくれて、ざっと洗浄、一晩しっかり水に。翌日ザルにとって、布巾の上で乾かして、さあ作業開始。

梅干しには完熟梅をとおっしゃる方もいるけれど、大量で潰れてしまうので、青梅に近い状態でつけてしまう。仕上がりが固くならないので?いやいや、イタリアの真夏の太陽光線は用干しで梅を一気に柔らかくしてくれるので、大丈夫なのです。

折しも娘は叔父さん、叔母さんとボランティア活動で2泊3日で出かけ、夫&息子は友達に一泊で海に誘われたので、早朝の列車に乗せて、1人の時間を満喫しつつ梅仕事。

日本の両親や妹とビデオ通話ししたり、音楽を聴きながらなり口取り。なり口を取る、嫌になったら瓶を煮沸したり、甘露煮のあくぬきをしたり、まあ、1人だと捗ること。
梅干し、青梅のカリカリ漬け、梅シロップ、はちみつ梅、梅の甘露煮、梅の手前味噌漬け、梅の塩麹漬け、梅エキ酢などに加工しました。

とはいえ、5時間半以上。夕食は1人豪勢に和食を作って堪能。

次の日の昼には、友人家族の車に乗せられ昼ごはんは6人、夜は夜で娘と一緒に行った夫の妹と友達がきて7人で夕食と束の間の1人の休息は終了したのでした。

さてさて、土用干しが終わる頃には、本格的な夏のバカンス。そこまで毎日バタバタと過ぎそうです。