15年熟成バルサミコ酢の発送ミッション終了後、トスカーナに住む友人3人に声をかけて、お昼ご飯を食べる約束をしました。ゆっくり話せて、おいしくてコスパ良し、と友人たちおすすめのカフェへ

イタリア人と結婚し、年代も同じく、田舎に住み、それぞれに活躍している日本人女性たち。みんな忙しくしているので、頻繁には会えないのだけれど、話が進んで毎回時間が足らない!
その中の一人中山久美子さんが、去年の10月に「イタリアの美しい村を歩く」という本をかもめの本棚(東海教育研究所)から出版したのです。その出版祝いを兼ねてのお昼ご飯。記念になるようなものをどうしても渡したかった。
考えることしばし、バルサミコ酢の梱包をしていて閃いたのです。出版年と同じ2022年の年号が入ったタラーニョ容器。家宝バルサミコ酢を入れるために陶芸家の由紀子さんに絵付けをしてもらったものですが、完成しているバルサミコ酢を入れてしまっては面白みがない。作者である、由紀子さんに相談をして、一緒にプレゼントをする事を決めてから、久美子さん同様まだまだ進化の可能性がある15年物がいいな。これからもバルサミコ酢のように進化してね。という思いを込めて。

久美子さんの本はバルサミコ酢を超える、彼女の20年以上の
「イタリアの小さな村愛」がこもった本です。
2箇所の村の取材に同行させてもらった私。執筆にあたり、ほとんど全ての村を、再訪し、歴史的な村の背景、観光名所、最近のSNSの話題かの下調べはもちろん、観光協会や、インフォメーションに事前に連絡を入れ、下準備が素晴らしい。
そしてサービス精神が旺盛な彼女のモットーは
「これを読んだ人が村に公共機関で行けること」
車が無ければ行けないとか、個人でハイヤーや通訳を雇わなくては行けないでは来れないは勿体なさすぎる。と観光客の気持ちも、受け入れる村の気持ちも両方わかる彼女だからこそ書けた本だと読みながらしみじみ。
事前に交通機関を調べ、村からバスで行けるアグリツーリスモを探し、列車はもちろん、ローカルバスや、夜行列車そして、村につけば、自らの足を駆使して、小さな村の路地裏まで全て徹底的にみる。

上から下まで通しで歩いて、別の道なら何分かかるかもう一回歩いてくると散々歩き回ったにも関わらず、フットワーク軽く坂道を下り、ホテルに夜遅く着いたというのに、夜景が綺麗だと聞けば、「ちょっと見に行ってくる、あかねさん先休んでて」と出て行こうとするので、この時間一人じゃ危ないから一緒に行くからと慌てて後を追ったり。そんな取材の様子や、苦労も見ていたので、友人として、本当に本が出たのが嬉しい!

そんな久美子さんの「イタリアの美しい村を歩く」の購入は全国の書店、かもめの本棚のサイト直売やAmazon、紀伊國屋書店のリンクからも購入できますので、是非是非読んでみてください。
バルサミコ酢日本での販売は、今年もダローマさんで扱っていただきます。

新宿伊勢丹B1階の常設ストアほか、オンライン販売、地方デパートでのイベントなどで2月に入ってからから、扱っていただく予定でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。