2022年の養蜂の話 その2 蜂に刺されない?

少しずつ夏に移り変わって行く6月は、雑草の成長のスピードと虫たちの活発になり様は目を見張るものがあり、自然の勢いに圧倒されそうです。セイヨウサンザシやアカシアが咲き始め、蜜蜂たちも活発になります。

西洋サンザシに集まるミツバチたち

この時期の内見(養蜂箱をチェックする作業のこと)は最長でも10日に一回。1115時の一番暑い時間に行うのが最適。なぜなら、働き蜂達が外に出掛け、必然的に養蜂箱の個体数が減るので、内見がしやすいと言ってもかなりの数。

内見では卵の産みつけ量や蜜の貯蔵状態、王台の有無をチェックしていきます

よく刺されない?と聞かれますが、たまーに刺されます。

ある日の内見が終わり、離れたところで防護服を脱ぎながら汗を拭き拭き休んでいたら、多分蜂蜜のついた手で、髪を無意識に触ったらしく、その香りを嗅ぎつけたミツバチが髪の中に!ブンブン攻撃の羽音ミツバチは焦れば焦るほど、髪に絡まったらしく、抜け出せない。抜け出されたら絶対刺される。特に目の周りを刺されると救急騒ぎになることは必須。というわけで頭を自分でバシッと叩いて成仏してもらったのですが、その時に針がばっちり出ていたらしくブッツリ。

取ろうにも出てこない。しょうがないので家まで走っていって、洗面所で櫛で髪をとかしてやっと出てきたのですが、その頃にはガンガン痛い絶対これは針が残っていると必死に探すと、ありました。額の中心の生え際から2cmくらいのところに3mmにも満たないくらいの針が。手で適当に抜いて目でもこすろうものなら大変になるので、ピンセットで抜いて、患部をよく洗って冷やして、抗ヒスタミン薬の入った薬を塗っておきましたが、ミツバチの針はポンプ式の毒袋がついていて、針が刺さっている時間が長くなればなるほどどんどん毒が送り込まれるので、今回は腫れるなと思ったら、1じかんもするとおでこのてっぺんが三角になるくらい腫れてきました。

蜂蜜の貯蔵板

3時間後には、毒が降りてきて、なんだか目が重いし、副鼻腔が詰まった感じになってきてこれはちょとまずい!と思い、花粉症でもらった抗ヒスタミン薬を服用して就寝。

次の日の寝起きに鏡を見て爆笑。おでこの三角は無くなってましたが、眉毛あたりから涙袋と目尻までパッチンパッチン。ボトックス注射を打ちたての動画の人みたいな、えらく不自然な皺なし顔に。蜂に刺して貰えば安上がり美顔法?じゃないと夫とも大笑い。

夏に庭に咲く花々全てに蜂が寄り付くわけではないのが面白いのです

手や腕はここまでにはならないんですが、顔は腫れる!やっぱり刺されない方が無難です。

一回刺されたら怖くて養蜂ができなくならないの?と聞かれますが、全くそんな事にめげるわけもなく。まあ我慢できない痛さでもないし、ミツバチさんの命を無駄にしてしまった手前、このくらい腫れるのはしょうがないとちょっと反省して養蜂をしおります。

こんな感じでやっている養蜂、実は我が家の蜂蜜、日本で9月に限定発売します。

本当に少量ですが、皆さんにお裾分けをします。イタリアの太陽が凝縮したような、濃厚で、香り高いハチミツ。もちろんパルミジャーノレッジャーノチーズをはじめいろいろなチーズに合わせてもとても美味!

伊勢丹新宿店のB1Fに入っているda Romaの店頭のみで販売されるそうです。そのほかにも、社長の山田さんが3週間イタリアに来て仕入れた限定商品も盛りだくさんだそう。是非ご利用ください。

内見の様子をご紹介します

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