春から夏まで養蜂作業の佳境

毎週のように内見という作業を行う。
西洋ミツバチは家畜であるという。自然の中では淘汰されてしまう確率が高いけれど、
人間が手をかけることによって、群れを存続できて、数を増やすことが可能で、人間はそのご褒美として蜂蜜が採取できる。
もちろんミツバチたちのお陰で、ここ数年。葡萄は自家受粉できる植物だけれど、ミツバチおかげでの味が良くなったり、庭の様々な果樹も毎年鈴なりだ。
何よりもミツバチは農薬や、大気汚染などに大変敏感でミツバチが住める環境であるということは、私たち人間にとっても安全が保証されたようなもの。

実は養蜂を始めようと思ったわけではない。ミツバチが住みに来てしまって仕方なくというのが本当のところ。
今から6年ほど前、いつも雨戸を締め切った窓の前を通るとブンブンと物凄い音。これは大変!と家の中に見にいくと窓の上方にミツバチの塊が!分蜂と言って、巣わけしたミツバチの群れが一時的に住みに来てしまったのです。
去年もそんなことが!動画はこちらから。ものすごい迫力です
すぐに近くの養蜂家に来てもらい一時的にポリスチロール製の養蜂箱に。その時に、場所もあるし、分からないことは教えてあげるから養蜂始めたら?という養蜂家のマウリツイオの勧めで主人の従兄弟、友達を巻き込んで始めたのがきっかけでした。養蜂を始めて約6年。当初は越冬できなかったり、分蜂してしまったり、病気にかかったり、試行錯誤の末今では8箱の養蜂箱になりました。

怖くないの?と言われますが、都会育ちの私最初は虫も蜂も嫌いでした。
でも田舎暮らしを始め、鳥ならば、スズメやハトだけでなくキジやみみずく、りすや、うさぎ、ハリネズミと言った可愛らしい動物だけでなく、蛇もネズミ、ヌートリアなども現れるサバイバルな我が家。今では蜂が可愛くてしょうがない。慣れとは恐ろしいものです。
越冬したミツバチたちは暖かくなって春の花が咲き始めると、蜜を集めて卵をたくさん生みはじめ群の数が増える。
女王蜂の世代交代が行われるのもこの時期。
そんな様子を動画にしたので、ぜひ見てみてください。