発酵と年の瀬

2020年が数時間で終わろうとしています。

長かったような短かったような一年。
コロナウイルスに翻弄されたくなかったから、自分を見失いたくなかったから、新しい事を始めた年でした。
まさか去年の今頃、自分が動画を発信するようになるとは思っていなかったし、今まで作らなくてはと思いつつ先延ばしになっていたサイトも自分で一から作る事ができたのはコロナウイルスのおかげです。

動画を始めた3月。イタリアはロックダウン全く身動きが取れなくなりました。
なんだかよくわからないウイルスの脅威。報道にソーシャルネットワークどれもコロナウイルスの話ばかり
このまま家にこもっていたら、おかしくなりそう。それは急に仕事やその他の色々なことが止まってしまったから。

自分に定期的にやる事を科そう、
何か外とつながる事を考えよう、何かしなくてはという思いで始めた動画でした。

Youtobeチャンネル Akane in balsamicland
全くの素人が、テーマを考えて、たった1人で動画を撮って編集して。
案外時間もかかるし、どうしたらわかりやすく伝えられるのか?と考え新しい分野の事で
知り合いの映像の専門家の方にアドバイスをもらったり、自分で調べたり学ぶことが盛り沢山。
今でもですが、特に始めは四苦八苦で動画を作っていました。
その間、友人知人から元気もらってるよーとか、情報を発信する姿勢に共感しますと脚本家の方から
思わぬメッセージを頂いたり、行動しなければ、何も起こらないけれど、何か発信すれば、どこかで見てくださる方がいるというのは心の支え。

今年の3月から50本の動画を作った中、350名を越すチャンネル登録、1万1千回を越す総視聴回数がありました。勿論、一回の動画視聴が10万回を越すような有名著名ユーチューバーとは比較になりませんが、無名の素人が万人向けの動画を作っているわけでもなく、かなりマニアックな路線で動画を作っていますからこれだけの方が見てくださったのは、本当に見てくださった方に感謝をしています。2021年もイタリアだからこそ発信できる情報をしていきたいと思います。

発酵食品と向き合う

このほかに今年向き合ったのがさまざまな発酵食品。酵母、菌などなど良いもの悪いものがあるけれど、その見えない発酵の世界は深くて、一つ深めると、色々なことがわかってくる世界。

特に日本の発酵食品とも言える麹菌を色々と起こしたのが2020年でした。

下から麦麹、米麹、緑は醤油麹

米麹は昨年から、もうここ10年ほど作っている味噌作りのために起こしていたのですが、麹菌面白い!

友人から、イタリアで麹を起こしている友達のチャットグループがあるけど入る?と誘ってもらい、入ったら皆さんやってるやってる米麹、醤油麹、麦麹。

私も早速スペルト小麦と大麦を混ぜて起こしたのが麦麹で作る白たまりを作り、

うちのバルサミコ酢と合わせて食べる事を夢見てただ今、熟成中。

そして醤油麹。大豆と、スペルト小麦粉、チェルビアの塩どれも地元エミリアロマーニャ州産。

一年後に丸大豆醤油になるのが楽しみ楽しみ。子供達も胞子の様子を虫眼鏡で観察。

そして米麹。こちらは塩麹、甘酒色々に加工。この麹の胞子がポワポワとした様子がなんとも可愛い。

メインは毎年オーク材の特注樽(バルサミコ酢の樽屋さんに特別に作ってもらいました)で作っている味噌用。昨日一年前に仕込んだ味噌を出しました。

上の写真は去年味噌を仕込んだ時の様子。一年たつとこんな綺麗な味噌ができます。

開けたての味噌はものすごく良い香り。樽の中は飴色に木の中に色々な微生物が住み込んでいる感じがバルサミコ酢造りにも通じるものがあります。麹菌、酢酸菌菌の違いはあれど、微生物の世界が広がっている、樽の中を番外編として動画にしましたので、是非覗いてみてください。

2021年は色々な発酵の世界を通して、バルサミコ酢の話をお話しする機会も出てきそうです。

たとえ世界を旅行できなくても、ミクロの世界を探究することはとっても魅力的。そんな魅力の世界を紹介していければと思います。2021年もよろしくお付き合いくださいませ。

また、実際旅行ができるようになったら、モデナまで是非、バルサミコ酢造りを見にいらしてください。

皆さんにとって2021年が良い年になりますように。