トルテッリフリッティモデネーゼ

2月はカーニバル。日本人には馴染みの薄い行事で、仮装や山車が出るというイメージかもしれません。

一体カーニバルとはどんなお祭りなのでしょう?

日本語にするとカーニバルは謝肉祭。元々は四旬節が始まる灰の水曜日の前夜に開かれた、肉に別れを告げる宴のことを指した事が起源。というのも四旬節の間は肉を断つ断食を行っていたことに由来します。今でも案外多くのカトリック教徒イタリア人がこの四旬節を守っていて、子供たちはお菓子を控えたり、大人はワインを絶ったり、最近の話ではSNSやインターネットの利用を制限するなんていう話をしているなんていう話を聞いたり。いずれもイタリア人の風習に根付いた行事なのでした。イタリア各地にカーニバルに食べるお菓子はたくさんありますが、総じて揚げ物が多い。特にラードを使った揚げ菓子を作りました。

なぜならこの時期1年育てた豚を潰す時期であり、豚の解体時に出るラードを使って、揚げ菓子を作るのです。

豚の加工品が小学校の社会科の教科書に、特産品として挙げられるようなエミリア ロマーニャ州モデナですから、もちろんラードを使ったお菓子がたくさんあります。その中でもサボールというコンフェトゥーラを使った揚げ菓子をご紹介したいと思います。

サボールというのは秋に収穫した葡萄の絞り汁を使って、カリンやマルメロ、カボチャ、りんご、洋ナシ、プラムなどを使って何日も煮込んだ昔からモデナで作られてきたフルーツの保存食。何より砂糖不使用、添加物なしというのが、子供達にも安心して食べさせられますし、自然の恵みを感じる甘みや酸味がモデナの伝統的なお菓子作りや、お料理に合わせやすくてとても重宝。

このサボールを中に詰めて作ります。

手に入らない場合はプルーンや杏など少し酸味のあるジャムで代用してみてください。

トルテッリフリッティ

25個分

薄力粉       250g (イタリアの場合はFarina tipo 00 per i dolci)

ベーキングパウダー   8g

グラニュー糖       75g

卵          2

バター        25g (室温に戻しておく)

サボール        100g (なければプルーンのジャム)

ラード          適宜

グラニュー糖       適宜

1、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。

2、卵とグラニュー糖をよく混ぜ合わせておく。

3、室温に戻して置いたバターを粉に混ぜ込む。

43、に2、の卵を入れ手で混ぜ合わせ一塊にし、ラップをして30分休ませる

5、木の台に打ち粉をして5mm程度の厚さに伸ばし、サボールを小さじ一杯程度入れ生地をとじ、直径5cmセルクル型で半月に抜く。しっかりと生地同士がくっついているか確認する。

6、ラードを180度まで熱し、5、のトルテッリを揚げていく。

7、熱いうちにグラニュー糖をかけて出来上がり。

レシピ動画はこちらから是非お試しください。