やっと日本に送るバルサミコ酢の発送が終了しました!
1月25日月曜日、やっとミラノのリナーテ空港横にある運送会社に日本に発送するバルサミコ酢を届けてきました。久しぶりの晴天。雪を頂いたアッペンニン山脈まで綺麗に見えます。
後はEeT da Romaの山田さんに無事届くのを祈るのみ。
山田さんはご自身が直接生産者を訪ねて感動した商品だけを扱う、超こだわりのイタリア食材の会社EeT da Romaの経営者。2016年会社を立ち上げる直前に希少な食材を見て回るツアーの前に我が家にお寄り頂いて、うちの主人共々すっかり意気投合したのがきっかけで、バルサミコ酢をお願いするご縁となりました。

バルサミコ酢ができたら是非連絡くださいね!と言われて早5年。毎年、できました?と連絡をくださるのだけれど、いや、もう少し後もう少しと引き伸ばしたにもかかわらず待っていてくださって、正式にバルサミコ酢の販売のお願いをお受けしたのが2020年の9月中旬。
初めて商品として出すため、エティケッタ、瓶、蓋、箱、梱包、何もないところから色々決める事が案外たくさんあるもの。10月から色々探し始めました。
まず決めなくてはいけないのは瓶。ありきたりのものではなく、バルサミコ酢の色が見えて、使い終わった後も使えるような、ちょっと珍しいものは…と決めたのがこのVenere 金星という名前の瓶。イタリア製で一輪挿しとしても使えそう。
蓋も液漏れや、一気に液体が出ないような構造のものを探して、蓋が二重になっている物を探しました。それをキャップシールで固定。運搬中のトラックや飛行機の中でも絶対に液漏れがしないように万全の体制を取らなくてはなりません。
これに合う箱とエチケッタ。が、この瓶首の部分以外全てカーブ、どんな形のシールも綺麗に貼れない。とすれば、最小限首の部分に貼るしかない。

と選んだのが円型のこちら。熟成年がわかるように13の文字を入れました。バルサミコ酢の色に映えるクリーム色。
12月の初めに私の住んでいる街の印刷会社にお願いをしました。来週すぐにできますよ。と言われていたのに、なんと12月6日アッペン人山脈に降った大雨で、それまで降った雪が大量に溶け、堤防が切れ、私の住む街の1/3が床上浸水。幸い我が家に被害はなかったのですが、お願いしていた印刷会社は30cmの水が上がったそうで、全ての印刷機器は汚泥に浸かり、復旧まで1ヶ月はかかるというのです。

私の印刷する量なんて少量ですから、他のところに頼むことができたのですが、コロナに加えてこの水害では気の毒で、待ってでもお願いしたくて、1月18日までギリギリまでかかって刷りあげてもらいました。
箱は運搬中壊れないものがいい。パッケージング会社と10月の末からやりとりして、ピッタリとした円柱形で上下に緩衝材を入れて瓶を止める仕掛けをお願いし、見積もりをとり、12月の頭に紙の厚さや表面に貼る紙は、バルサミコ酢の樽を彷彿とさせるような木目調に、箔押しと細かいところまでデザインを決めました。クリスマスの箱の注文が捌け次第、すぐに作ります。少量だから数日見れば年明け工場の稼働次第、作りますからという担当者。こちらの納入期限1月の20日までに必ず納品をとお願いし、確認のメールも出し、年明けまた電話とメールを入れて念を押して、全てが順調に思えた1月15日金曜日、納品は来週頭かと待っていると、一通のメール。
商品の納品は3週間後になります。という最後の一文
はっ?一瞬頭が真っ白になりました。